地域の皆さまに寄り添った法律事務所

弁護士ノート

新年のご挨拶2022

その他

いわき市に事務所を開設して昨年9月で11年が経過しました。東京や相馬での弁護士活動期間と、ほぼ同じ期間、当地で活動してきたことになります。

いわきでの11年は、東日本大震災や原発事故から生ずる様々な法的問題と正面から格闘してきた11年と言えるかもしれません。

この間、被災地の法律事務所という立場上、講演会やシンポジウムを開催する機会が多くありました。過去のスケジュールを「講演」「シンポ」で検索すると、数えるのが難しいぐらいヒットします。原発問題の講演会やシンポは、被災者向け、大学生向け、弁護士向け、商工会向けなど、数えきれないくらい実施してきました。

最近は、原発問題は一区切りついたようで、一般企業や市役所等公的機関の関係の方々から、コンプライアンス問題、ハラスメント問題、相隣関係・成年後見・離婚・相続・借地借家などの市民生活上の問題などの講演を依頼されることが増えてきました。

講演会やシンポは、準備するのが大変なのですが、レジュメを作成する際には、大量の本を読んで確認するので、勉強させていただく機会を得ることになります。実は、個人的には、楽しく、充実した時間です。

もともと、浜通り地域で弁護士活動をすることを決意したのは、「浜通りの司法アクセス・法の支配のために、少しでも貢献したい。」という気持ちからでした。これからも、このような講演会などの機会を通じて発信し、この地に草の根的に法の支配を根付かせる活動をしていきたいと思っています。

コンプライアンス研修など、各種研修が必要とお感じの場合には、お気軽にご連絡下さい。

今年もどうぞよろしくお願いいたします。(渡辺淑彦)